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商社ケイティパックがメーカー様企業へできること【コストと品質】
投稿日:2024.01.16更新日:2024.01.26
ケイティパックは内職加工・検品・アッセンブリーの専門商社です。
また海外にも拠点を構え、OEM生産・ODM生産・資材調達サービスも提供しております。
大阪を拠点とし、企業をサポートするアウトソーシング業を承っております。
今回は、商社ケイティパックとしてのコスト面や品質管理について、業界内にまつわるお話です。
目次
日本特有の事業である「商社」
商社業とは、売主と買主の仲介役をして手数料を得るビジネスになります。
どこにでもあるビジネスモデルのように思えますが、実は日本特有の事業。
海外にはないため、英語に直訳しても「SOGO SHOSHA」となります。
商社マンが明かす、コスト管理について
弊社は直接工場と取引をするため、工場出し価格+弊社の取り分(利益)がお客様への御見積となります。
中国輸入では、中国側の中国人が運営している商社が間に入ることが良くあります。
『お客様→日本商社→中国商社→工場』
間に2社も入ると、2社分の利益が単価に上乗せされます。
その分、コストはかかりますが、それでも基本はこの流れが主流となります。
実際に、弊社もメーカー様だけとお付き合いしているわけではなく、日本の商社様から案件をいただくこともございます。
それでも成り立っているのは、この流れがまだまだ価格的に通用しているからです。
コストパフォーマンスとデメリットを比較!
海外で製品を作る方法について、コストパフォーマンスをメリットとデメリットを踏まえて4段階にわけ、比較してみます。
現地に法人と工場を持ち、最安の原価で製造する
製品を最安値で製造する方法としては、メーカー企業が直接現地で現地法人を設立し、工場を開設、完全自社で製造する方法です。
この場合には、製品にかかる費用はほぼ原価となります。
コストパフォーマンス面では一番良いと言えますね。
しかし、デメリットとしては、まず莫大な資金が必要です。
常に製造ラインをフル稼働し、大量に製造し、売り続けなくてはなりません。
現地で建物・設備を購入して人を雇うわけですから簡単に撤退はできません。
現地の工場出し価格で取引、メーカーが商社業を兼務する
次に、メーカー企業が直接現地に行き、現地の工場と直接取引する方法です。
こちらは、実際に弊社が商いとしている商社業をメーカー様ご自身で行うやり方です。
すでにある程度大きい企業様は、現地に社内の人材を駐在させて工場を管理しています。
デメリットとしては、駐在させる人件費やオフィスなど固定費がかかること。
工場との関係を構築する努力と、品質を保つための管理、その他に発生する問題対応はすべて自社の責任となること。
売り上げで充分にコストを賄い、長期的に継続できれば自社にとってのメリットは大きいものです。
ですが、言語や習慣も違う現地とのビジネスの仕方を築くためには、粘り強さが必要です。
長く続かず完全撤退する企業もよく聞きます。
おすすめ!ケイティパックのような商社を頼って頂くこと
最もおすすめしたい方法は、弊社のように、直接現地工場と取引している商社のプロを間に入れることです。
海外事業を手掛ける弊社は、長年の経験とノウハウがあります。
間に弊社(1社)を挟むことにより、実質仕様書と発注書を送るだけでOKです。
品質管理や納期交渉、物流、通関業務などすべて弊社が対応いたします。
その間に企業様は、商品のPRや新規製品の開発など本来の業務に注力することが可能です。
また、弊社倉庫にて製品の保管も可能です。
倉庫代や人件費といった固定費が必要ございません。
その浮いた費用を、製品の広告やブランディングの予算にまわすことができます。
現主流の2社以上を間に入れる方法
先述したような、現主流の方法です。
『お客様→日本商社→中国商社→工場』
どこに価値を見出すかは、各企業様がそれぞれのお考えをお持ちです。
ですが、この現主流の方法は、仕入れ価格が確実に上がるのでその分は小売価格に反映されます。
間に入る商社が、それぞれ専門のノウハウや技術、特別な役割があるのならば話は別ですが、右から左へ案件を横流ししている場合も多く見られます。
さらに、2社以上入っていることもよくみかけます。
ここでの問題は、間に商社が入りすぎていることです。
各々の商社は少しでも利益を獲得せねばなりません。その分、安く安く抑えようとします。
そうなると、工場側の利益が圧迫されてしまい、製品そのものの品質の良さは求められません。
現地の工場側も単価が良くないとわかっているので、製造を後回しにしたり、対応が悪くなったりと悪循環になります。
ケイティパックの透明化されたサプライチェーン管理
ケイティパックに置き換えて、サプライチェーンについて考察します。
効果的なプライチェーン管理としては、やはり弊社が全ての工程を把握、手配することです。
日本国内の製造業においては
お客様からのご注文をそのまま下請け工場に発注
↓
仕様書だけ渡して、製品が完成したら後は納品
このような右から左へ流すパターンが多く見られます。
しかし、海外の企業相手にこの手法で事業を進めてしまうことには大変リスクがあります。
弊社の強みとしては、材料の仕入れ→加工→検品→パッケージ→物流→通関
全て弊社がトップとなり各協力会社に手配しています。
ですので、不具合が起きた時にも「すぐに、どこで、なぜ」を追及しリカバリーもしやすくなっております。
ケイティパックのサプライチェーンは透明化しているので、各工程においてもその費用をすべて把握しており、価格の徹底比較が随所に可能です。
各工程でコスト管理を実現し、実質全体の製造費が抑えられます。
もちろん、最終的にはお客様への御見積にもつながります。
ケイティパックで品質の良いものを低価格で
品質の良さを保ちながら低価格を実現を目指すためには、避けてはならないサプライチェーン管理。
ケイティパックは原材料の仕入れからお客様のお手元に届くまでを一元化しています。
そして、各工程での品質管理を徹底することで、さらなる製造ロスを避けて無駄のない製造生産を行います。
海外に自社工場を有してOEM・ODM生産を請け負っております。
ケイティパックのノウハウと高い管理体制が敷いた一元化された製造ラインをぜひご利用ください。
メーカー企業を支える商社の役割
コスト面から製造方法や商社の関係を比較しました。
製品を製造する流れは、それぞれの企業様にとって最も大切な生命線のようなもの。
良い製品を消費者様へ届けるために、サポートすることが商社の役割です。
間に入る商社がサポート役としての役割をきちんと果たすことで、製品の品質保持や価格維持にも繋がると言えます。
製造業の仕入れ価格の高騰に頭を悩ますメーカー様も多いと思います。
無駄なコストを削減し、長年のノウハウを活かして今後も安定した製造の仕組みを保ちます。
弊社は、様々なメーカー企業様の商品や製品に関する業務をサポートする基盤が整っております。
資材調達から、海外工場での一貫した品質管理、国内での検品までをワンストップサービスで行います。
ケイティパックの事業に関するお問い合わせやご相談、お待ちしております。